フランス・バスクラブール地方の伝統菓子の「ガトーバスク」。
ガトーバスクは”低温でじっくり長時間焼くこと”で中の水分を飛ばし、生地とクリームが一体となるように焼き固めるのが一般的。焼き固める伝統的な製法は、水分を飛ばすことでお菓子を長期間もたすための知恵とのことです。
ところが、エーグルドゥースでは保存環境も変わった今の時代にあった製法を考え、伝統的な製法とは逆に”高温で短時間焼くこと”で、外側の生地は焼かれ、中のクリームはそのままのメリハリのある味わいの新しいガトーバスクになっています。
詳しい説明は【料理通信8月号「スイーツは、”焼き”で決まる。」】で紹介されています。私もこの本の記事を読んでエーグルドゥースのガトーバスクを食べたいと思い買いに行きました。
普段はどうなのかわかりませんが、ガトーバスクはホールのものしかかありませんでした。
1ホールで2,100円です。どうしても食べたかったので購入しました。
さっそくカットして頂きます。確かに生地の部分とクリームの部分の層がハッキリわかります。
食べるとまず香りがすごい。バニラと杏仁の香りが広がります。
そして、外側の生地はカリッと、中のクリームはやわらかく、2つのパーツそれぞれの食感・風味がしっかりと味わえます。
焼き菓子と生ケーキの双方の良さを取り入れたような新しい美味しさです。
紅茶にも抜群にあいます。紅茶にあうスイーツとして過去最高かも知れません。
1ホールしかないと聞いた時は、食べられるか心配しましたが、あっという間に食べてしまいそうです。
ショーケースの中にあると地味に見えますが、これはオススメです。
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