京都・福寿園「トラディショナルティーペアリング」を体験して

福寿園

――日本茶の奥行きを“味わう時間”
京都で立ち寄った福寿園で、「トラディショナルティーペアリング」を体験してきました。
日本茶とスイーツの組み合わせというと、なんとなく想像はつくものの、実際に体験してみると、その印象は大きく変わります。
横に並んだ4種類の日本茶と、丁寧に仕立てられた4種のスイーツ。
一見すると可愛らしいセットですが、ひとつひとつを味わっていくうちに、「これはコース料理に近い体験だな」と感じました。


抹茶 × オレンジ
最初は、鮮やかな緑が印象的な抹茶から。
抹茶特有のしっかりとした苦味と旨味に、オレンジの爽やかな酸味が合わさることで、後味がとても軽やかになります。
抹茶の重さを柑橘がふっと持ち上げてくれるような感覚で、最初の一杯としてとても心地よい組み合わせでした。

煎茶 × ゆず
次は、淡い色合いの煎茶とゆずのスイーツ。
ゆずの香りが前に出すぎることなく、煎茶の持つ自然な甘みと調和しているのが印象的でした。
飲み込んだあとに鼻に抜ける香りが心地よく、「香りを味わう」という日本茶の魅力を改めて感じます。


ほうじ茶 × ブルーベリー&チョコレート
三番目は、少し意外性のある組み合わせ。
香ばしいほうじ茶に、ブルーベリーとチョコレートのスイーツを合わせることで、一気に印象が洋菓子寄りになります。
焙煎香とチョコレートのコクがよく合い、そこにブルーベリーの酸味が加わることで、重たくなりすぎない絶妙なバランス。
「日本茶でここまで表現できるのか」と、少し驚かされる一皿でした。
和紅茶 × いちじく
最後は、赤みのある和紅茶といちじくのスイーツ。
和紅茶のやさしい渋みと、いちじくの濃厚な甘さがゆっくりと重なり、余韻がとても長く残ります。
締めくくりにふさわしい、落ち着いた大人の組み合わせでした。


まとめ
福寿園のトラディショナルティーペアリングは、
単なる「お茶とお菓子」ではなく、日本茶の幅と可能性を体感できる時間でした。
それぞれの組み合わせに明確な意図があり、
飲むたび、食べるたびに味の印象が変わっていくのがとても楽しい。
京都を訪れた際、少し静かに、自分の感覚と向き合いたいときにおすすめしたい体験です。
日本茶の奥深さを、あらためて感じるひとときでした。

トラディショナルティーペアリング・上から

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k-fukamachi

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